家族という呪縛

家族は、呪いだ。

たぶんみんなもどこかで聞いたことがあるだろう。

 

いや、言葉は呪いだとさえ言えるかもしれない。

そう、言葉にはそれ自体だけでなく、

何か別の意味が勝手に付けられていたり、

また自分で勝手に付けてしまったりする。

 

家族だから仲良くするべきだとか、助け合うべきだとか、

大切にするべきとかね。

でもよく考えてみれば、それは家族と言うものではなく、

家族に勝手に抱くイメージでしかない。

 

元はと言えば、家族とは、

「同じ家に住み生活を共にする、配偶者および血縁の人々。」

でしかない。

 

でも、それなのに、さっき言ったようなイメージを家族と言う言葉に対して抱いている人は多いだろうし、自分もそうだった。

 

そして、現実がそうではないから、そのギャップで苦しんだ。

だって、嫌がらせをしてくる家族を大切にできるわけがないでしょう?

 

もし、それが家族でないなら、単に警察を呼んでいたことでしょう。

でも、家族だから、耐えたんだ。

無力なのではなくて、ただ、そう言うものだと思って耐えた。

 

ずっと我慢して来たけど、もうダメ。

だから、家族と言う言葉のイメージを、洗う。

洗脳されて、家族とはこうあるべきって教え込まれて来たけれど、それを洗って、

もう一度、家族と言う言葉の意味に、立ち返る。

 

家族とは、ただの同居人なのだ。

ただ、血が繋がっているだけであって、ただの他人でしかないのだ。

 

だから、もしあなたが家族と言うものに苦しんでいるのなら、

家族と言うイメージから連想されるものを、一度洗濯してみよう。