jinsei 2
高校生の部活までは記事で書いたね。
高二、多分人生最大の、苦痛を受けていた時期かもしれない。
嫌いな人間と関わるストレスや、その他もろもろ家庭のこともあったりして、
胃がずっと痛くて、ガスがずっと溜まっていた。
それが関係するのかはわからないが、体臭がきつくなった。
もちろん、単に成長したからかもしれなかたけど。
でも、そう言うデリケートな問題って親に相談しづらいし、そもそも普通の問題であっても親に言えない自分だった。
だから、黙って消臭剤や、ファブリーズを買ったり、制汗剤を買ったりしていた。
でも、全然ダメで、そもそも正しい対処法も知らなかったから、
教室中が臭いって言われるくらいのものになっていた。
だって、風呂に入っても匂うくらいのものだったのだから、もうどうしようもないもん。
そして、それを当時好きだった人に言われたり、クラスの女子に言われるのがキツかった、あいつらさ酷くてさ、もうわざと聞こえるように言うんだぜ。
そう言えば、そのころ何かと理由をつけて部活をサボるようになっていたな。
だって、朝から行くと、汗かくし、そしてそれで匂うって思ってたからさ。
しかも部活に行くと、汗かくし、そしたら部員にも臭いって思われるんじゃないかって。疑心暗鬼で、どんな音も「臭い」って音に聞こえるようになった。
咳払いや、鼻すすりのおと、全部が自分の匂いへの当てつけて、
臭いぞって伝えて来ているように思えた。
そんな精神状況で、何もうまく行くはずがなかった。
まあ、ここからはそんなにイベントもなく、いやちょっとあったけど、ほぼ同じだから省略。
なんだかんだあって、大学へ行った。
もちろん先ほど行っていた、体臭問題があったもんだから、
人と関わることが怖かった。
電車に乗ることも、授業を受けることもとんでもないストレスであった。
めっちゃサボったし、そこそこな値段の制汗剤を買ったり、
脇が手術を受けようとしたりいろいろ工夫していた。
強い制汗剤って、塩化アルミニウムがどうとかで、とても強い痒みを伴うものだった。
もちろん、それを塗れば汗はほぼ止まるのだが、痛いくらい痒いんだ。
だから、それを塗って、よるに一人で痛がっている時間が本当に惨めだった。
普通の体で、臭くなければこんなことしなくて済むし、普通に大学生活を送って、
普通の人間として生活できたのにって。苦しいよりも、悔しかった。
涙もよく流していた。